問題解決の方法は「模倣→試行錯誤→洞察」と発達していきます。
小学校以上になると過去の知識を動員して「あっ、そうか!」と、新たな課題を解決できるようになりますが、幼児期には人の真似をしたり、いろいろ試したりすることで解決する部分が大きく、この模倣も試行錯誤も、その底辺に多くの「体験の存在」が必要です。
そして、この体験こそ「遊び」であり、幼児にとって大切な「学び」なのです。逆の言い方をすれば、幼児期に存分に遊びこんだ子どもほど、小学校以降に洞察による学習の可能性が高まるのです。
そして、遊びは自発的なものであり、こうした自発活動の積み重ねこそが「育つ力」や「生きる力」を育てるのです。わたしたちは「遊び」を通して「育つ力」を育てたい。